赤ちゃんが生まれると、しばらくの間は妊娠中以上に行動が制限されるものです。
だから妊娠している今のうちに旅行に行っておきたいな、と考える人も少なくないでしょう。
妊婦さんでも体調さえ良ければ旅行に行けないことはありません。
でも、妊娠中の体は何かとデリケートなので、それなりに気をつけなければならない部分もあります。
この記事では、妊婦が旅行に行くときの注意点についてまとめています。
妊婦はいつまで旅行に行ける?
引用元:https://ishicome.medpeer.jp/entry/1071
妊娠中の旅行について、この頃なら絶対に安全という時期はありません。
妊娠初期や臨月前などを避ければ良いと言う医師もいれば、できるだけ旅行は控えるべきと言う医師もいて、旅行に関しては意見の分かれるところなのです。
強いて言うなら、妊娠16週から27週までの安定期に行くのが比較的おすすめかと思います。
妊娠初期はまだ流産のリスクが高く、つわりがあって体調が優れない人も多いでしょう。
臨月近くになるとお腹も張りやすくなり、無理をすると出産が早まってしまう恐れがあります。
私も妊娠6~7か月頃に近場へ温泉旅行をしましたが、これより後だとお腹もかなり大きくなり腰痛も出てきて大変だったと思います。
妊婦の旅行に必要な持ち物は?
まず、母子手帳と健康保険証は必須アイテムです。
万が一の時にスムーズに病院にかかれるよう、必ず携帯しましょう。
そして、もしもの時にあると便利なのはナプキンとバスタオルです。
突然出血したり、破水したりした時に役に立ちます。
妊娠中の旅行で注意すること
① 体調には十分に気を付ける
妊娠中はいつ体調が急変してもおかしくありません。無理なプランは立てず、できるだけのんびり過ごせるようにしましょう。
旅行中に少しでも体調に異変を感じたら無理をせず休んで下さい。
休んでも体調が回復しなかったり、出血がある、お腹の張りが強いなどの場合は速やかに病院を受診しましょう。
② 近くの医療機関を調べておく
旅行に行くとしても、いつも妊婦健診を受けている産婦人科からはあまり離れないのが一番です。
妊婦の飛び込みでの受診は病院側としても困るというのが本音です。
私は妊娠中とても順調でしたが、心配だったので車で1時間以内の場所にしか行きませんでした。
もしどうしても遠くへ行くという場合は、緊急時に旅先で受診できそうな病院があるか事前に調べておきましょう。
③ 海外旅行は避けましょう
最近は「マタ旅」なんて言葉も流行るくらい、国内のみならず海外へ行こうと計画する妊婦さんも増えています。
でも、ちょっと待って下さい。海外で何らかのトラブルにあった場合、言葉が通じないという問題もありますし、日本国内と同じレベルの医療を受けられる保証はありません。
また、国民皆保険の日本とは違い、場合によっては高額な費用を請求されるケースもあります。
妊娠中はいつ何が起こるかわからないもの。安易に海外旅行を計画するのは控えましょうね。どうしても海外旅行に行く際は、海外旅行保険の加入と入念な下調べは必須です!
まとめ
万が一のことを考えると、妊婦さんの旅行にいい顔をしない医師も多いのは仕方のないことです。
妊娠中の旅行は決して推奨されるものではなく、あくまでも自己責任です。
旅行を計画する時は問題ないかどうか、かかりつけの産婦人科医に相談してみるといいでしょう。