日本人に馴染み深く、大好きであろう方が多いお刺身やお寿司。
ですが妊娠して、食べるのに注意が必要な食事として挙げられているので、赤ちゃんに何かあったらと思うと怖くて食べられませんよね。
私自身、あんまり詳しく調べてなかったころはいなり寿司やかっぱ巻きしか食べられないと思い込み、しょんぼりとだいぶ落ち込んでおりました……。
ですが実は絶対に食べてはいけないというものではないんです!
比較的安心して食べられる魚もあるんです!
今回はそんなお刺身やお寿司にフォーカスを当てて、そもそもの注意が必要な理由や、食べて良いもの・悪いものについて解説していきたいと思います。
NGな理由=食中毒の恐れ、水銀の心配
そもそも何故妊娠中はお刺身やお寿司を食べてはいけないのでしょうか?
それは、妊娠中は免疫力が落ち、普段より細菌に感染しやすいことが理由に挙げられます。
お刺身やお寿司といった生魚にはリステリア菌、ノロウィルス、腸炎ビブリオといった細菌が生息していることがありますからね。
日本は衛生環境が整っていますが、それでも万が一食中毒になった際、妊婦さんだと飲めるお薬が限られていますし、リステリア菌に感染した場合は流産のリスクもあるのでやはり心配です。
また、マグロや金目鯛といったお魚には水銀も含まれていて、胎盤を通じて運ばれていってしまった水銀が発育に悪影響を与えるとのこと。
ただし絶対に食べてはいけない!という訳ではなく、水銀が含まれているマグロや金目鯛でさえ、1週間に約80g程度なら食べてもOKとのこと。
友達や家族との食事会の場でちょっとお刺身が出ることってありますよね。
それぐらいの少ない頻度かつ衛生環境が良くてネタも新鮮なものであれば、つまり食べてもそこまで問題にはならないと言うことです。
注意の必要な魚・比較的安心な魚まとめ
それではここで食べる量に注意の必要なお魚と、比較的安心して食べられるお魚をまとめてみましょう。
~注意の必要な魚~
・まぐろ
・金目鯛
・うなぎ →うなぎに含まれる動物性ビタミンAの過剰摂取が赤ちゃんにとって危険なため
・いくら等の魚卵 →塩分が多いため
・生牡蠣などの2枚貝 →ノロウィルスに感染する危険性が高い
生牡蠣などは分かりやすいですが、うなぎはついうっかり食べてしまいそうなので気をつけないとですね。
~比較的安心な魚~
・サーモン
・エビ
・ウニ
・秋刀魚(さんま)
・鯵(あじ)
・鯖(さば)
・鰹(かつお)
・鰯(いわし)
・鰤(ぶり)
青魚が多めにラインナップしていますね。女性だと好きな人が多いサーモンも入っているのが嬉しい限りです!
まとめ:適度に気をつけて楽しい食事を
意外と「生魚=オールNG!絶対食べちゃダメ!」ということがお分かりいただけましたでしょうか?
あんまり心配しすぎるのもかえって体に悪いですし、楽しく食事は摂りたいものですよね。
ただし食中毒に限って言えば、妊娠中に関わらず健康な人でもある日突然かかってしまうものです。
少しでもそのリスクがあるのなら、お腹の赤ちゃんのためにも自分のためにも避けた方が良いですよね。
なので前述もしましたが、新鮮なネタを出してくれるお店で頑張っている自分へのご褒美としてたまに食べることをオススメしたいと思います。