主に妊娠中期~後期にかけて多いそうですが、私も脇腹がなんだか痛いな~と感じたことがあります。
別に走った訳でもないのに何故?と疑問になってちょうどそのとき調べたのですが、原因として考えられることが多すぎてビックリしました。
原因はその内の一つかもしれませんし、複数の原因が折り重なって生じているかもしれません。
中々素人では判断がつかないのですが、今回はそんな脇腹の痛みの原因を紹介しつつ、どんなケースなら病院で相談するべきか等を紹介していこうと思います。
妊娠中の脇腹の痛みの原因は主に5つある!
妊娠中の脇腹の痛みの原因は大きく分けて5つあります。
①子宮を支える靭帯の伸び
子宮には子宮を支える円靭帯という組織があり、普段は数センチの長さなのですが、妊娠すると30センチにまで引き伸ばされます!
この靭帯が伸びるときに痛みが伴います。脇腹の中でも特に下の方で起きやすく、腰痛に繋がるケースも。
②子宮の伸縮
妊娠すると当然ですが子宮が大きくなります。子宮が伸縮することによってチクチクお腹が突っ張るような痛みに繋がります。
③子宮頸管無力症
赤ちゃんの通り道である子宮頸管の筋肉が緩むことで子宮が開きやすくなってしまう病気を子宮頸管無力症と言うのですが、この症状が左下の脇腹の痛みとして現れることがまれにあります。
この病気は流産や早産に繋がりやすいので要注意です。
④子宮筋腫
子宮の中に良性の腫瘍ができてしまう病気で腹部の痛みを伴います。
不妊症の原因の一つとしてよく知られていますが、妊婦さんの中でも約2~3%の割合で見つかってしまうと言われています。
番外編:便秘の痛みとの勘違い
妊婦さんの大きな悩みのタネ・便秘。便秘の痛みは腸で感じますが子宮の痛みと判別しにくいですよね。
脇腹の痛みを便秘によるものと気づかないこともあります。
病院に行くべき痛みのケースまとめ
便秘による勘違いから怖い病気まで……実に様々な原因が考えられることが分かりましたが、生理現象による痛みと病気による痛み、どうやって見極めたら良いのでしょう?
ポイントを簡単にまとめてみました。
・出血があるか
→不正出血を伴う場合は切迫早産や常位胎盤早期剥離の可能性があります。
・尋常ではない痛みか
→しばらく安静にしていれば治るような痛みではなく、起きていられないほどの痛みは子宮外妊娠の可能性があります。
・両脇腹が痛いかどうか
→腎臓に尿が溜まって拡張する水腎症という疾患のケースも。
上記3点のいずれかに当てはまるときは早めに病院で相談しましょうね。
また痛みが規則的な鈍痛である場合は、本陣痛が始まっているかもしれません。
どちらにしても妊娠したことによる生理現象としての脇腹の痛みはわりと早い段階ですぐ収まるので、そうでない場合はよくご自身を観察して見極めて下さいね。
まとめ:たかが脇腹の痛みと甘くみないで
私自身、症状が軽くてすぐ収まるタイプだったのでそこまで気にしていなかったのですが、怖い病気である可能性があることが分かりましたね。
たかが脇腹の痛みですが、されど脇腹の痛み。
自分では判断がつかない、という時もどうか早めに先生に相談するようにして下さいね。