初めて出産をする妊婦さんは、わからないことが多いものです。妊娠後期になり、予定日が近づいてくると、いつ陣痛が来るのかと不安を感じながら過ごすこともあります。
予定日が近くなると、「前駆陣痛」が起きることがあります。
私は子供を二人出産していますが、最初の妊娠のときに前駆陣痛と本物の陣痛の区別がつかず、陣痛のような痛みに勘違いをして産婦人科に連絡をした経験があります。
この記事では、前半部分で前駆陣痛とは何かについて、中盤から後半にかけては、前駆陣痛の症状や特徴・本物の陣痛の見分け方についてお伝えします。
もうすぐ出産予定の妊婦さんは是非参考にして、初めての妊娠で抱える不安を少しでも解消してくださいね。
妊婦の前駆陣痛はどんなもの?
前駆陣痛とは、簡単に言えば陣痛の予行練習のようなものです。出産が近づいてきたころに子宮の筋肉が収縮することで起こります。
私が前駆陣痛を感じたときは「なんだか生理痛のような痛みがする」と感じました。
前駆陣痛を感じた時期が妊娠37週ころだったので、「もしかして陣痛かもしれない」と思い、様子をみて産婦人科に電話をすると、「陣痛を規則的に感じてきたころにもう一度連絡をください」と言われました。
ですが、結局本物の陣痛ではなく、その後産婦人科に行くことはありませんでした。
出産直前の具体的な前駆陣痛の症状
初めての妊娠・出産の場合、前駆陣痛が一体どのようなものなのか全く想像がつかないですよね。
「生理痛に似た痛み」といっても、生理痛をほとんど感じない人もいます。症状についてチェックしてみましょう。
【前駆陣痛の症状】
・痛みの間隔が一定ではなくバラバラ
・安静にしていると痛みを感じなくなる
・おなかが張っているように感じる
・痛いと感じるがそれほど強い痛みではない
・腹痛ではなく腰痛を感じることがある
・生理痛、下痢、便秘のような腹痛
痛みを感じても、段々痛みが治まっていきます。本物の陣痛が判断できないときは、どんな症状なのかチェックしてみると良いですね。
いよいよ出産!前駆陣痛と本陣痛の見分け方
前駆陣痛と本物の陣痛を見分けるには、痛みの時間間隔を計ることがポイントです。
痛みの間隔が規則的で徐々に短い間隔で痛みを感じるようであれば、それは本物の陣痛の可能性が高いです。
本陣痛であれば、痛みの強さもどんどん強くなっていきます。「規則的な間隔で痛みを感じ、徐々に間隔が短くなり、強い痛みへと変化」するようであれば、本物の陣痛の可能性があります。
また、出産の時期が近くなると「おしるし」と呼ばれる出血が見られることがあります。
おしるしは生理のような出血であったり、薄いピンク色のおりもののような症状・無色のこともあります。
全ての妊婦さんに見られる症状ではありませんが、前駆陣痛を感じたときにおしるしもあるようであれば、出産が近くなっていると考えることができます。
まとめ
前駆陣痛は、妊娠後期に入った妊婦さんが感じることの多い陣痛の練習のような痛みです。前駆陣痛は陣痛とは違い、痛みが不規則で継続することはありません。
本物の陣痛かどうか判断に迷ったときは、痛みの間隔を計り規則的な痛みであるかどうかで判断をしましょう。
また、激しい痛みを感じた場合や痛み以外にも心配な症状がある場合は、無理をせず産婦人科に連絡をして、対応を仰ぎましょう。
前駆陣痛を感じたら出産時期も近づいています。赤ちゃんを迎える準備をして、赤ちゃんの誕生に備えてくださいね。