初めての妊婦検診や、産婦人科に通いたてのころ、ドキドキワクワクするのが超音波(エコー)検査ですよね。
お腹の中の赤ちゃんを実際目にすることができる唯一の機会なので、私は毎回楽しみにしていました。
ですが超音波検査後もらうエコー写真に書いてある数値について細かく解説してくれたりはありませんでした。
先生も忙しくてあまり説明はしてくれず、よく理解しないままだったりしますよね。
今回はそもそも超音波検査とはといったい何なのか?検査方法や数値の意味など基礎的なことを含めてまとめて紹介していこうと思います!
これから超音波(エコー)検査を受けられる妊婦さん、受けたけど結果の見方が分からない妊婦さんはぜひ参考にしてみて下さい。
妊娠中の超音波(エコー)検査から分かること
皆さんは超音波(エコー)検査の仕組みを説明できますか?
……私はできませんでした(^^;
レントゲンならまだ馴染みがありますが、超音波(エコー)検査を妊娠前に受けたことがある人はごく少数なのでは?と思います。
そんな難しく感じる超音波検査ですが、しくみは実は魚群探知機と同じなんだとか!
人間の耳には聞こえないレベルの高い周波数の音波が羊水を振動して伝わると、おなかの中の赤ちゃんの体や体液にぶつかってはね返ってきます。そのはね返り方の違いを画像に再現しているんですね。
そんな妊娠中の超音波(エコー)検査では、お腹の赤ちゃんの様子はもちろん、子宮、胎盤、臍帯、羊水などを含めて先生は観察をしています。
そして赤ちゃんの頭やお腹、大腿骨などを計測し、その結果から推定児体重も計算します。
前回の検診から「〇グラム増えてた!」と妊婦さんが嬉しくなるポイントですよね。
ただし推定児体重とはその名の通り推定したものに過ぎません。
「3㎏ないって言われていたのに産んでみたら3.5kgもあった」等、結構大きな誤差があったという体験談も耳にしたことがあるので、あくまでも目安に思って下さいね。
妊娠中の超音波(エコー)検査方法と各数値の意味
超音波検査はその時期によって検査方法が異なります。
◎ 経腟法(けいちつほう)
超音波を発する細長い棒状のプローブを腟の中に入れて、至近距離から子宮の中を観察する方法。妊娠初期でまだ赤ちゃんが小さいころの検査方法です。
その病院によって異なると思いますが、私の場合は10週までこの経腟法でした。
下着を脱いで内診台に乗らなければいけない上、膣の中に器具を入れられるので最初はかなり抵抗があると思います……。
ですがそんなに痛いものでもないですし、慣れるころには後述の経腹法に変わりますよ。
◎ 経腹法(けいふくほう)
お腹にゼリーを塗り、その上から器具を当てて観察する方法。超音波源から離れた部分や、広い範囲が見られます。
経腟法から切り替わった後、出産までとられるのがこの検査方法です。ベッドに横になってお腹を出すだけで済むので本当に楽になりますよ。
経腟法と違ってカーテンで仕切られたり等もなく、先生や付き添いの旦那さんと一緒の空間でいられるのも安心感がありますね。
ちなみに私の産院の場合は毎回あったので知らなかったのですが、どれぐらいの回数行うかはその病院ごとに違うそうです。
それもそのはず、厚生労働省が例示している妊婦検診の内容としては、超音波(エコー)検査の回数は4回だけです。
参考資料: 妊婦検診Q&A (厚生労働省)
なので毎回受けられる方ももちろんですが、数回かしか受けられない人はよっぽど超音波検査後にもらえるエコー写真は大事にしたいものですね。
エコー写真は赤ちゃんが映っている他、右下隅などにアルファベットと数字が記載されているかと思うので、その各項目の意味について解説します。
GS: 胎嚢(たいのう)の大きさ
CRL: 頭からおしりまでの長さ
BPD: 頭の左右の一番長い部分の直径
FL: 太ももの骨の長さ
APTD: お腹の前後の長さ
TTD: お腹の横幅
FTA: おへその位置で断面にした時の面積
病院によって載っている項目・載っていない項目がありますので、参考にしてみて下さい。
まとめ:エコー写真は劣化しやすいので気をつけて
妊娠中期・後期の妊婦さんでも意外と知らないことがあったのではないでしょうか?
ちなみにエコー写真は劣化しやすいのでスキャンしてデータ化させたりするのがオススメです。
また、持ち帰る際も気をつけないと擦り切れてしまったり、母子手帳のカバーにひっついてしまうなんてことも私は実際起こってしまいます(笑)
赤ちゃんの大切な記録ですので、皆さんは気をつけて持ち帰り&保存して下さいね。