妊婦になったら歯科検診に行くべし!その理由と時期について

妊婦には妊娠中に無料で歯科検診を提供する自治体も増えてきました。

 

私の自治体の母子手帳には、妊娠20週(妊娠6か月)までには歯科検診に行きましょうと記載されています。それは、出産前に虫歯があるならば是非にでも治療しておいたほうが良いからです。

 

私が歯科検診をおすすめする理由は、3つあります。

カルシウム不足で歯が弱くなるから

歯が痛いと出産時に力めないから

産後はなかなか歯医者に行く時間が取れないから

です。自身の経験から歯科検診がなぜ必要か?またいつ行ったら良いのかを解説しています。まだ歯科検診を受けていない妊婦さんの参考になれば幸いです。

 

赤ちゃんのためにも万全の状態で出産に臨もう!

口の標本

妊娠すると、赤ちゃんに栄養が優先的に送られるようになります。カルシウムが日常的に不足しているといわれる現代人。そのままの食生活で母体があまり栄養を取らないでいると、体のあちこちから栄養が吸い取られて赤ちゃんに送られます

 

中でも、カルシウム不足の影響は大きいのです。母体のカルシウム摂取量が少ないと、歯や骨などのカルシウムが削られていきます。

 

そうして歯や骨はスカスカになり、出産間近に歯が痛みだす、なんてことも・・・!ホルモンバランスも崩れており歯肉が炎症を起こしやすいので、尚更口内環境を整える必要があるのです。

 

出産は、鼻からスイカ、と言われるほど苦しく辛い試練です。産むその瞬間もそうですが、実は、陣痛の間が予想以上に辛いです。

 

産んでしまいたいけれど、まだ子宮口が開いていないからイキんではいけないという時間が、終わりの見えない戦いになります。

 

2時間で済む人もいれば、48時間かかる人もいます。その間、悶え、苦しみ、叫んだり、歯を食いしばったりして痛みに耐えます。

 

虫歯があると、腰やお腹の痛みに加えて、食いしばった歯まで痛くなるのです。ただでさえ耐えられないのに痛みが増えたらたまったものではありませんね。

 

産後に行けばいいじゃないか、とお思いですか?産後は床上げ3週間といわれるように、ほぼ寝たきりで過ごします。

 

やっと動けるようになっても、昼夜問わない赤ちゃんの世話で睡眠不足。そして徐々に増やしていく家事でてんてこ舞い。

 

歯医者の優先順位はみるみるうちに低くなっていきます。そうしているうちに虫歯は進行して、赤ちゃんに手がかからなくなってきた1年後には、神経を抜かなきゃならない状態になっていたりしますよ。

妊娠中のいつ歯医者に行くのがいいの?

歯医者

おすすめは、妊娠中期(妊娠5か月から7か月)の早いうちです。

 

できれば妊娠5か月には行っておいてほしいところです。仰向けになってもまだ苦しくありませんし、少し時間のかかる治療となっても、妊娠後期まで差し掛かる心配がありません。悪阻が酷い人は、軽くなってからでいいですよ。

 

悪阻の間は、歯磨きですら気持ち悪くてできない時期ですから、無理せず安静になさってください。

私の体験談(失敗談)

かくいう私は、妊娠・出産すると歯がボロボロになるよ、と母親世代の人からは良く注意を受けていたにも関わらず、妊娠後期まで歯医者に行きませんでした。妊娠時の歯のもろさを、侮っていたのです。

 

そろそろ仰向けで寝るのも苦しくなってきた妊娠8か月(妊娠後期)、ある日突然、硬いものを噛んだ拍子に歯が折れたのです!

 

もともと虫歯だったようで、慌てて歯医者にいきました。保険内治療は時間がかかるため、できるかぎりタイトなスケジュールで治療をしましたが、あっという間に臨月になってしまいました。

 

しかも!仰向けで寝ると貧血状態になってしまう「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」だということが歯医者で分かった私。

 

仰向けで治療できず、腰から下は横向きという負担のかかる状態で治療を受けるはめになりました。

 

治療を受けて寝転がると貧血になり、冷や汗が出て、さらにお腹は張り、苦しい中での治療は涙が出る思いでした。

 

お腹が大きくなる前の妊娠中期であれば、こんな無理な姿勢で治療することもなかったのに・・・と後悔ばかり。臨月まで治療するのは、本当におすすめできません。結局治療は仮止めという形で出産を迎えました。

 

産後1年経って、治療を再開。幸運にも、治療ベッドの横にキッズスペースのある歯医者で、赤ちゃんを連れていくことができました。キッズスペースの無い歯医者であれば、歯医者から探しなおしになったところでした。

まとめ

最近歯医者に行ったのはいつですか?仕事や家のことが忙しくて歯医者に行ったのは遠い過去になっていませんか?忙しくてなかなか時間も取れないかもしれません。

 

しかし、妊婦にとって歯は命。妊娠中期、悪阻が軽くなったら、ぜひ時間をとって歯医者に行きましょう。

 

無料の歯科検診がある自治体にお住みの方は是非、妊娠20週(妊娠6か月)までには歯科検診に行きましょう。

 

出産前に虫歯があるならば是非にでも治療しておいたほうが良いです。先延ばしにしても良い事は一つもありませんよ。